
創設者 兼 ヘッドコーチ
ジェレミー・ドゥ・フリーント
スタンダール・リエージュ、KVメヘレン、NECナイメヘンでプレーした元プロゴールキーパー。今は、すでにプロGKを育てたメソッドを通じて自らの情熱を伝えています。
「思いやりがあり、人としての価値観がはっきりしていて、厳しくとも公正な枠組みをつくれる人間だと言ってもらえたら嬉しいです。」
5 ans
au Standard de Liège
4
gardiens devenus pros
30+
gardiens en pôles élite
22
en centres élite en 2022
紹介
アカデミーを支える人物。
ひとことで自己紹介をお願いできますか。
Jérémy De Vriendt と申します。1986 年 3 月 22 日、ナミュール生まれです。Aureak アカデミーの創設者であり、コーチを務めています。サッカー、写真、そしてアート——この三つが私の毎日をかたちづくっています….
サッカー選手としての歩みを簡単に教えてください。
エリートクラブの育成を受け、18 歳でスタンダール・リエージュとプロ契約を結び、5 年間プレーしました。その後 KV メヘレン、続いて NEC ナイメーヘンへ移籍。残念ながら大きなけがで 2 年間の離脱を余儀なくされました。ホワイト・スターで復帰し、その後は主に 3 部でプレーし、最後は R.C.S オネイエでの 8 シーズンという素晴らしい時間でキャリアを締めくくりました。
サッカーでのいちばんの思い出は何ですか。
幸運にも、何度か優勝を経験できました。スタンダール・リエージュでの初優勝は今も心に刻まれていますし、ソリエールと R.C.S オネイエでの昇格、そしてオネイエでの最後のタイトルも同じです。
現役時代の大きな瞬間としては、ヨーロッパリーグでのサンプドリア戦での途中出場と、スポルティング・シャルルロワ戦での1部リーグ初出場が今も残っています。
選手だったころ、GKコーチになることを考えていましたか。
私にはもともと「教えたい」という性分があります。学んだことを伝え、選手がより早く伸びるための最善の方法を探すのが好きなのです。子どもの頃から、親友をゴールキーパーとして指導していました。プロになってからも、練習後に Anthony Moris と足元への飛び出しの練習をしたのを覚えています。
これまでに、印象に残っているゴールキーパーコーチはいますか?
私はキャリアを通じて本当に恵まれていました。最初のゴールキーパーコーチは、スポルティング・シャルルロワの Bodart さん。技術指導がとても丁寧で、人柄も素晴らしい方でした。次が同じくスポルティングの Mathys さんで、セッションの進め方は誰にも真似できないものでした。
スタンダール・リエージュでは、育成年代で二人の指導者につきました。非常に几帳面な Lancellotti さんと、本当に独特なスタイルをもつ Didier Piot さんです。プロになってからは Christian Piot さんと仕事をする幸運に恵まれました。ピッチの上でも外でも、まれに見る優しさをもった素晴らしい方でした。
その後は Dardenne さんに指導を受けました。ベルギー王者になった年には Veloso さんのもとでプレーし、練習はいつも変化に富んでいて楽しいものでした。最後の年は Lecompte さんの指導下で、フィジカル面を非常に重視し、セッションの構成も見事な方でした。
KV メヘレンでは Deville さんと仕事ができました。今でも折にふれて連絡をくださいます。その後ホワイト・スターでは … さん。そして最後、ラ・ルヴィエールでは非常にカリスマ性のある Dudas さんに教わりました。
GKコーチとしての自分をどう表現しますか。
私は歴代のコーチのそれぞれの長所から学び、自分のものにしようとしています。もう一人、強く影響を受けたのがフィールドコーチの Lukalu さんです。人としての価値観と教育に非常に厳しい方で、私は多くを負っています。
サッカーには感謝してもしきれません。競技者としてだけでなく、何より一人の人間として私を育ててくれました。人に寄り添い、確かな人間的価値観をもち、厳しくも公正な枠組みをつくれる人間だと言ってもらえたら嬉しいです。
歩み
スタンダール・リエージュから、オーレアクのピッチへ。
プロでの経歴

育成年代の歩み

価値観と専門性
サッカーが教えてくれたことを、私は手渡します。
若いGKに欠かせない資質は何だとお考えですか。
私にとって、若いGKの土台は次のとおりです。
- 敬意:礼儀正しく、まわりの人を大切にし、ピッチで輝く子ども。一緒にいて気持ちがよく、それはチームメイトにとっても指導者にとっても同じです。
- 受け止める力:練習の指示をよく聞き、技術的な修正に注意を向けます。求められたことを実行しようと努力しているのが伝わってきます。
- 努力を厭わない姿勢:身体的なきつさから逃げず、手を抜くための近道を探さない子どもです。
- 情熱:情熱のある子どもは速く伸び、折れにくく、長く続けられます。
GKが最初に身につけるべき力は何でしょうか。
この質問には、ゴールキーパーの年齢と、その年代で主に直面する場面に沿ってお答えしたいと思います。
- U08 – U09:足元のプレーは現代サッカーの土台です。さらに、子どもがボール保持の局面(8人制以上)で重要な役割を担えば、ゴールキーパーとしてプレーする喜びはいっそう大きくなります。この考え方は、育成の全期間を通して後押しすべきです。
- U10 – U13:優先されるのはスピードと身のこなし、次に技術です。基本の技術動作(シュートへの対応、1対1、クロスへの飛び出し、裏へのボールの処理、配球など)は、身のこなしが良ければ習得しやすくなります。練習の目的は、この競技が求めるものに子どもの目を開かせることです。私はゴールキーパーの動作全体に触れてもらうのが好きです。そうすれば、ひとつひとつの動きのつながりが見えてくるからです。
- U14 – U17:空間の把握、存在感、そして仲間とともに試合を理解することが優先課題になります。フルサイズのゴールでの最初の数年はつらいこともあります。空間が広がると、立ち位置の誤りが増えるからです。この時期こそ、GKに明確な基準を与え、ルールを定めるべきです。目的は、試合の場面をよりよく理解させ、判断しやすくすることです。
- U18 – U21:この年代で優先されるのは、技術の質、基準の獲得、そして判断力の向上です。長所を伸ばし、技術面・戦術面の最後の課題を直す時期です。この段階では戦術的な取り組みが欠かせなくなります。
- シニア:重点は成果と結果に置かれます。情報を取ることと判断することに焦点を当て、ピッチ上での高い水準に届くよう、細部を一つひとつ磨いていきます。
アカデミーに参加するための選考基準は何ですか?
いちばん大切なのは、敬意、素直に受け止める姿勢、努力を厭わない気持ち、そしてスポーツへの情熱です。あとは時間をかけて身につくもので、子どもたちが自分の取り組みと努力で伸びていく姿を見るのは、私にとって本当の喜びです。
若いGKを指導するとき、何を目標にしていますか。
私のいちばんの目的は、自分の情熱と人としての価値観を伝えることです。子どもが自分の予想を超えて伸びていけるよう、全力を尽くします。
成果
最高峰に届いた、私たちが育てたGKたち。
エリートに入ることが、目指すべき競技上のゴールなのでしょうか?
いいえ。エリートセンターの外でも、十分に伸び、力をつけられると確信しています。環境を変えるのが早すぎることが、いつも最善とはかぎりません。競技のプランより先に、子ども自身が生き生きしていられるかを優先すべきだと考えています。子どもは一人ひとり違いますから、この種の決断を急がないことが大切です。迷われたときは、遠慮なくアカデミーへご相談ください。
それでも、多くの子どもがエリートセンターへ進んでいるのでは?
はい。多くの子どもがエリートのプロジェクトに進む道を選びました。もちろん、とても誇りに思っています。2022 年には、セッションやキャンプで関わった 22 人のゴールキーパーがエリートセンターに入りました。その成功が私たちだけの功績でないのは当然ですが、力になれたと知ることが。
これまでに何人の子どもがエリートセンターを経験しましたか?
正確な数は挙げられませんが、30 人から 40 人ほどのゴールキーパーがエリートセンターに進んだと思います。いちばん誇らしいのは、その子たちが伸びていき、自分の持てる力を出しきる姿を見られることです。
これまでにプロになったGKはいますか。
はい。現在、私が関わったゴールキーパーのうち 4 人がプロクラブと契約しています。そのうち 3 人は甥で、大きな誇りです。
プロになったGKを紹介していただけますか。
もちろんです。次の三人です。
- ノア、2005年生まれ。スタンダール・リエージュのU23でプレーしています。
- テオ、2007年生まれ。OHレーヴェンのトップチームで練習し、U23でもプレーしています。
- ユーゴ、2008年生まれ。スポルティング・シャルルロワのトップチームで練習しています。近くU23で初めての試合に出られることを願っています。
彼らの話をされるとき、誇らしさが伝わってきます……
もちろんです。私たちは同じ情熱を分かち合っていて、彼らが一段ずつ登っていく過程についてよく話します。夢を叶えるために払っている犠牲も見ています。いちばん誇らしいのは、明確な目標をもち、そこへ向けて全力を注いでいると知っていることです。
高いレベルでプレーしたい若いGKに、どんな助言をされますか。
- まわりの環境を選ぶこと:いちばん大切なのは、良い指導を受けられることです。クラブの名前だけを見ないで、自分のカテゴリーの指導体制を見てください。良いチームと良い仲間がいて、伸びていける環境であるべきです。
- オーレアクのキャンプに参加すること:基礎を学ぶには、オーレアクのキャンプへの参加をすすめます。そのあと、近くにアカデミーがあれば、そこに入って伸び続けてください。
- いろいろなスポーツをすること:サッカーだけに限らないでください。外に出て、ほかの競技もやって、そして何より画面の前で長い時間を過ごさないこと。動ける機会はすべて使って、活動的でいてください。
- 小さな目標を立てること:伸びるためには、目標を小さな段階に分けてください。たとえばスピードが足りないなら、縄跳び、体幹のトレーニング、ラダーを使った練習などを毎日の習慣に入れましょう。
- サッカーノートをつけること:練習を書き留めてください。何をやったか、何を学んだか。自分の成長をたどれますし、目標から目をそらさずにいられます。
- テクノロジーを使うこと:フルサイズのゴールに立つようになったら、自分を撮影してください。試合を見返し、自分のプレーを分析し、コーチに助言を求めましょう。テクノロジーは誰の手にも届きます。だから、自分のために使ってください。
サッカーには感謝してもしきれません。競技者としてだけでなく、何より一人の人間として私を育ててくれました。